燭台切光忠の姿が記されているという武庫刀纂を見に行った話

■日時 2015年5月14日(木)
■場所 徳川ミュージアム(茨城県水戸市)
■企画 徳川家康公顕彰400年記念
   「家康公と御三家展」 4/25~7/8
■入館料 1,080円
■交通費 8,028円
    (新宿⇔水戸/往復7,627円+1日周遊券400円)

ちょうど仕事で水戸に行く用事があったので行ってきました。
武庫刀纂(ぶことうさん)とは刀剣を産地・刀工ごとに編纂し、寸法や押形を記した水戸徳川家に伝わる書物のこと。

JR水戸駅を出たらロータリー左手にある茨城交通の案内所にて1日周遊券を購入。偕楽園にも行けるね。

「見川2丁目」というバス停から4分ほど歩いて到着。

徳川ミュージアム入口

館内は撮影禁止ということだったので肝心の武庫刀纂の写真は載せられないのですが、表紙の色は薄い緑系の色でした。和綴じで左上に金背景黒文字で「武庫刀纂目録」と書いてあります。
ちょうど燭台切光忠のページが見開きで展示してあり、左側のページには刀身を茎(なかご)の側/中/刃先と三分割して描かれていました。
(後に土方歳三資料館で見た和泉守兼定は、掛け軸に刀身がまるまる描かれていたので、用紙サイズによってはこういう描き方をするのだなぁと思った次第。)
今はもう見ることのできない華やかな刃紋が予想以上にしっかり載っていました。
足長丁子か重花丁子かな?小さいモコモコした乱れがあって、真ん中あたりは雪を落としたように薄くモコモコが連なっている感じです。(伝えられない;)
現在東京国立博物館で展示されている長船光忠の太刀が、素人目にはこの武庫刀纂の燭台切光忠と似たような刃文に見えたので、見に行ける方はそちらを参考にしてみてください!

しかしなぁ
私が訪れた3日後に燭台切光忠の本体が公開されるイベントが開催されたことや、
その後の展示替えで1冊しか展示されていなかった武庫刀纂が7冊に増えたということについて白目を剥いたのは言うまでもなかったのでした。


【2015年8月30日追記】
燭台切光忠の本体見て来ることができた!!ついでにパンフレットに武庫刀纂のページも載ってた!!ヤッター\(^o^)/
その時の記事はこちら↓


【2015年8月31日追記】
10月10〜12月13日まで羽田空港美術館で展示されるってさ!

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