■日時  2015年12月18日
■場所  ふくやま美術館(広島県福山市)
■企画  冬季所蔵展「野田弘志 細密なる挿絵原画の世界」
■入館料 300円
■交通費 240円(松永→福山)    
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■旅行日程 2015年12月18日〜12月19日
■東京−広島−京都−東京交通費 18,890円 内訳5,300円(東京→松永/夜行バス)+8,090円(福山→京都/新幹線)+5,500円(京都→東京/夜行バス)
■宿泊地・宿泊費 祇園四条駅徒歩3分のとこ、一泊2,300円


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6月に諦めた江雪さん…隔年展示っぽいし、今年も来年も見る事は叶わんのだろうなぁ(´•ω•`)

と思っていました!





もう行くしかないよね!嬉しい〜〜*。٩(ˊᗜˋ*)و*。


というわけで行って参りました、広島県は福山市。
つい数ヶ月前、岡山の地に降り立った際に「随分遠くまで来たようだ」と思ったばかりなのに。更に遠くまで来てしまったなぁ…

ちなみに備前長船刀剣博物館とはこんな距離感
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瀬戸内海を超えれば丸亀もすぐ近く。

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朝8時に福山駅到着。

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ふくやま美術館はJR福山駅から徒歩数分程度。
9時半のオープンに一番乗り!ワーイ(^o^)

今回の展示は「野田弘志 細密なる挿絵原画の世界」ということで、展示室は絵がメイン。
平日の朝早い時間帯ということもあり絵をゆっくり眺めながら刀の前へ。

そうそう、今回の展示は撮影OKだけどSNS等への掲載はNG。且つ撮影者は腕章をつけることになっているので、写真を撮りたい人は展示室入り口で腕章をもらうのを忘れずにね!
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刀の展示ケースはこんなかんじ。(※イメージです)
低い位置に展示してありました。実際は刀と刀の間がもっと広いかな。
ふくやま美術館

『今、見たい!小松コレクション ベスト3』と書かれた左端の説明書き、我々審神者を意識しているように感じなくもないので見に行かれる方は読んでみてください(笑)

では、左から順に刀の紹介いきます〜〜

■太刀 銘 正恒
平安時代・12世紀 国宝
刃長77.6cm 反り2.7cm
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出展 国宝 名物日向正宗-三井記念美術館と小松コレクションの名刀-
(画像転載不可)
古備前の〜〜カッコイイやつ〜〜〜!
画像よりももう少し鋒は小さく見えました。直刃っぽいけれど小乱れ、小丁子が混じってうっすら揺らいだ刃文がいいかんじ。物打のあたりが特に美しかった印象。研ぎのせいか、鏡のようにキラッとしていました。正恒の最高傑作と評されているらしいです。
それから茎。初ぶ茎(うぶなかご、一度も切り詰められていない、手付かずの茎のこと)なんですって。平安太刀で初ぶってすごいですね!
それにしても、茎尻に一番近い目釘孔は…あんな端っこに穿って何に使ったんだろう??

この太刀の説明に「正恒は《鶯丸》の作者 友成とともに抜群の技量を誇った名工の一人です。」という一文がありました。
正恒と友成は古備前を代表する刀工なのでその説明として受け取れるのは勿論なんですけど、ここで敢えてその一文を入れるあたり……特に刀の勉強をしていない審神者でも「鶯丸」という単語が一緒に並ぶことによっていろいろ共感しやすくなりますね!好感(﹡ˆ﹀ˆ﹡)


■梨地桐紋蒔絵糸巻太刀拵 江戸時代・17世紀
全長111.8cm
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出展 国宝 名物日向正宗-三井記念美術館と小松コレクションの名刀-
(画像転載不可)
糸巻拵だから当然っちゃ当然だけど、立派な糸でした。


■短刀 銘 国光 名物 会津新藤五
鎌倉時代・13〜14世紀 国宝
刃長25.4cm 
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出展 国宝 名物日向正宗-三井記念美術館と小松コレクションの名刀-
(画像転載不可)
新藤五国光。度々書きましたが、この刀工は粟田口国綱の子にして相州伝の開祖。弟子に正宗や長谷部国重をもつ、審神者なら覚えておきたい刀工。※諸説ありだよ
銘がしっかり見えます。
直刃・地肌・映り、とにかく刃全体が美しい。"曇りない"とはこういうものかしら?太刀姿もスッとまっすぐ伸びて鋒で自然に細くなる様が美しいと思いました。


■太刀 銘 筑州住左 名物 江雪左文字
南北朝時代・14世紀 国宝
刃長78.2cm 反り2.7cm
江雪左文字
出展 国宝 名物日向正宗-三井記念美術館と小松コレクションの名刀-
(画像転載不可)
「なるほど、これが三日月に次ぐステータスの太刀……」

身幅が広く鋒も伸びてちょっと大きめ。ああこりゃ強いわ、と思わせるような豪壮な姿。
戦には消極的なくせにステータスの高い江雪さん。『戦うとはこういうことです。』というセリフがすごくしっくりくる太刀です。パワーがありそう。

パワーがありそう、といえば個人的には相州伝の刀にそんな印象を抱くことが多いです。この太刀を見た時に思った事も「なんだか相州っぽい」。
次の日にキョーハクで見た宗三左文字の解説にてその理由は判明するのですが、この時はまだこの刀工が正宗に学んだとは知らなかったのでした…

■黒漆研出鮫鞘打刀拵 桃山時代・16〜17世紀
全長107cm
拵 江雪左文字
出展 国宝 名物日向正宗-三井記念美術館と小松コレクションの名刀-
(画像転載不可)
鮫皮に黒漆が塗ってある打刀拵。真ん中あたりに小さいハゲがあります。


以上三振でした!
絵と刀をのんびり見て2時間くらいの鑑賞時間だったかな?

ミュージアムショップには図録3冊の他にこれ
 
も売っていました。こんなところでも扱っているとは思わなんだ(°ω°)!

図録はいずれも今回展示されていた三振が収録されています。私が買ったのは2014年発行のもので1,600円、他の2冊は1,300円。古い図録の方が写真が好み&多かったんですけど、刀の掲載数からこれにしました〜
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美術館の後はすぐ側にある福山城へ。
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福山駅を降りてすぐ石垣が見える風景がカッコいいんです!テンションあがる!!写真撮っておけばよかった〜〜><
石垣を含めた全体の様子はこちら。さすが日本百名城のお城、きれいですな〜!
中は博物館になっていて鎧や屏風が展示してあり、天守閣の展望台からは街が一望できます。
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せっかく遠方まで来たんだからもっとあちこち観光したり厳島神社にも足を延ばしたいなぁ〜と思いながらも、14時には新幹線の中…たった6時間程度の滞在時間。
6月に江雪さんを見たいと思った時から何振の刀を見てきたのか。
雑誌で見ていた江雪さんのイメージ、今の刀の好み…そんなことを考えながら名物あなご飯を食べつつ京都に向かうのでした。 おわり


*広島・京都編*
其の一 江雪左文字を見に行った話
其の二 刀剣御朱印めぐりをした話 と 刀剣スタンプラリー等のルート予定
其の三 髭切・膝丸・宗三左文字・骨喰藤四郎・秋田藤四郎・陸奥守吉行を見に行った話