初めての刀剣博物館!刀専門の博物館で鑑賞を楽しんだ話/備前刀剣王国

■日時 2015年6月27日
■場所 刀剣博物館(東京・代々木) ※移転して現在は墨田区両国にあります
■企画 備前刀剣王国 (撮影禁止)
■入場料 一般800円(100円割引券を使用したので700円
■交通費 248円(新宿⇔参宮橋/往復)

備前刀剣王国 展覧会概要

展覧会名:特別展「備前刀剣王国」
会場:刀剣博物館(東京)
会期:2015年6月9日〜11月1日(第1期:6/9-8/23 第2期:8/25-11/1)

「で、明石と博多くんはいたの?」それが諸君らの聞きたいことだと思う。
答えはNOでした!!

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↑の補足:2015年の5月に明石国之、6月に博多藤四郎が刀剣乱舞に実装されました。この頃は二振がどこで見られるのか、刀剣博物館が所蔵してる?寄託!?などと話題になったのでした。明石国行は刀剣博物館所蔵、博多藤四郎は文化庁所蔵です。
備前刀の企画展示の期間なのに、京物のこの2振が展示されているわけがないという…この時はそういうこともまったくわからなかったのでした笑 2019年追記

初めての刀剣博物館

記事作成時、刀剣博物館は渋谷区代々木にありました。2018年に墨田区両国に移転しています。

昨日は代々木にある刀剣博物館に行ってきました。
現在開催中の「備前刀剣王国」は名前の通り古備前、一文字、長船の刀剣がゾロっと展示されている企画です。すべて重要文化財・美術品・重要刀剣等の指定品ばっかり!
刀剣乱舞に出てくる刀は一振りも展示されていないけど、ゲームを通じて刀に興味を持った審神者さんにはおすすめの展示内容でした。

HPに記載されている最寄り駅は京王新線の初台駅か小田急線の参宮橋駅。個人的には参宮橋駅から行くのをオススメします。両方とも新宿乗り換えなのですが、京王新線のホームは遠いし初台駅より参宮橋の方が駅の構造が単純でわかりやすいです。

駅を降りると早速看板発見

Y字路を右(食事処が並んでいる方)に曲がって

クリーニング屋さんの脇を通過して

あちこち電柱看板が多いんです。
これのお陰でY字路以外はサクっとたどり着けると思います。
狭い路地の割にタクシーや高級外車がよく走ってるので道中注意。
到着。

展示室の様子

冒頭で書いた通り展示されている刀は備前刀。展示室は一室のみで、そこに30振の刀が並んでいます。
お客さんの割合は審神者と思われる女性(熱心にメモを執っている方が多かった)もいるものの、殆どが普通の刀剣ファンと見える方か外国人のお客さん。でも入り難い雰囲気ではなかったです。
入ってすぐのところ。鶯丸を作った刀工の作・銘備前国友成作の太刀が展示されています。
90cm越えの圧倒的存在感。
佐竹家伝来の長船光忠の太刀もあって、やはり華やかな刃文…こちらも武庫刀纂に載っていた燭台切光忠の刃文と似ていると感じました。

自分も含め刀初心者な審神者さんは刀に目が慣れていないので、反りだ刃文だと言われてもイマイチ見比べが難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。
普通の博物館・美術館の通常展示だと、時代や刀工がバラバラな上に展示本数が多くはないので、じっくりと比較することは難しいとこれまでの展示から感じていました。あと人が多い。
しかし今回の展示は近い時期・同派の刀がたくさん並んでいるので、三日月宗近のように腰反り高く小鋒で優美な平安太刀同士の比較だとか、身幅があり鋒まで太く堂々とした鎌倉太刀同士の比較がしやすいのです。

ここ2ヶ月程度、短期間に集中して刀を見てきて思ったんですけど、刀剣博物館の照明は刃文がとても見やすいです。
刀の真正面、茎側、鋒側のどこに立ってもきれいに刃文が見えます。刀それぞれに当っている照明の角度と、展示室全体の照明の色合いが工夫されているんでしょうね。「鑑賞」に重点を置いた照明なんだろうな〜と思いました。ん〜〜さすがHPでうたっているだけのことはありますな。

ほとんどは太刀の展示ですが2振だけ短刀があります。
太刀だらけの中の短刀、本当に小さい……ゲーム内の打撃や素早さのステータスを感じる…短刀ちゃんたちあんな大物に立ち向かってるんやな(´;ω;`)ウッ
この小ささを見ていると、いち兄や左文字兄ズじゃなくてもよしよししてあげたくなります。

明石国行の等身大ポスターも売っていました。
だいたい2時間近く鑑賞しましたが大変よかったです。
刃文・形・地鉄の色・大きさ…刀雑誌の写真を見るよりも、実物を見た方が目が開けます。
トーハクでワイワイキャッキャするのもいいけど、もっと刀をよく見たいな、知りたいなという審神者さんは是非行ってみてください。
ここに展示されていたのは30振り。それだけでも大分壮観なのに、刀剣男士は総勢46人。もし彼らの本体を本丸に飾ったのならば、いったいどんな光景なんでしょうね。 おわり

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