■日時 2016年9月19日
■場所 土浦市立博物館(茨城県)
■入館料等 150円
元々記事にする予定は無かったのですが、展示刀剣がよかったのでメモ程度でサラッと書きます。
土浦博物館では土浦藩主であった土屋家の刀剣類を所蔵しており、その数なんと83口(国宝1、重文4、重美6)!一覧はこちら
それらを毎月入れ替え展示していて、今回のラインナップは
国宝 短刀 銘筑州住行弘
重文 太刀 銘信房作
重文 太刀 銘守家造
重文 太刀 銘恒次
重文 短刀 銘國光
重美 短刀 銘来國俊
重美 刀 無銘来國光
刀 金象嵌銘影法師
※漢字の表記は博物館に則ています
8口中7口が指定付き。豪華ーー!
時代等の詳細はこちらで確認してね。全刀剣写真撮影OK。ただし個人で楽しむ範囲でのみ。ネットへのアップロードはNGです。
展示物の感想…国宝の行弘ももちろん良かったのですが、個人的にはやはり推しの新藤五国光が素敵だと思いました。
キャプション「身幅と長さの均衡が程よくとれて内反りとなる姿はいかにも優雅で、短刀造形美の極地と言えます」
わかる。全力で頷く。
国光の迷いないキッパリとした直刃と、キャプションでも誉め称えられている姿……良かったです!
もう一振り、太刀の青江恒次。これも良い姿でした。細かい縮緬肌がキラキラしていてため息。
キャプションが親切で、作成時代や刃長はもちろんのこと鞘の種類や目貫の名称まで書いてありました。中でも驚いたのが来國俊の短刀にて「来鉄らいがね」の記載があったこと。来鉄の説明なんて今まで見たことないよ…!
照明は残念ながら明るくはありません。二室あるうち、守家のある手前の部屋の光量が特に物足りなかったです……守家の蠱惑的な丁子が!ああっもったいない!
国光以外の刀剣に拵えがつき、全ての刀に折紙がついてます。同時に展示されていた江戸後期の「御腰物」・大正元年の「御刀剣台帳」という二冊の刀剣台帳の記載も丁寧で、しっかりと刀剣を管理してきたことが伺えます。
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土浦市立博物館へのアクセスは土浦駅西口から徒歩、もしくはバスで。バスは4or5番線から発車している全ての路線から「亀城公園前」で下車。行きはバスの時間が合わなかったため徒歩で、帰りはコミュニティバスを利用しました。
行きの時刻表
帰りの時刻表
それぞれ複数のバス会社が運行しています。行きは「土浦駅」、帰りは「亀城公園前」を参照のこと。
グーグル先生の案内のもと駅から歩いてくると
蔵な風景。川越や結城を思い出します。
ちなみにまちかど蔵大徳さんには荒木先生のサインがあるのでジョジョラーは要チェキだッ!!!
なんと潔い名前のカフェ「蔵」。
エチオピアンモカとココナッツカレーをいただきました。
ここから少し行くと亀城公園。
城跡なのでお城はありませんが、お堀や櫓があります。
帰りは大徳さん前のバス停「まちかど蔵」から土浦駅へ。コミュニティバスで大人150円です。
まちかど蔵→土浦駅への時刻表
こんなにいいものを展示しているのに…騒がれ度が足りない!
そう思ったので記事にしました。書き残しておきたかった。せめてSNSで共有できるよう、一振りだけでも写真撮影OKにしてくれたらありがたい…なぁ。
東京から茨城へはプチ遠征の距離ですが、ぜひ土屋家の他の刀剣類も見てみたいと思うのでした。