宝刀展ⅩⅢは兄者づくしか 「KYOTO NIPPON FESTIVAL」

■日時  2018年10月10日
■場所  北野天満宮
■宝刀展チケット 800円
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────宝物殿の中に踏み入ると、そこは兄者づくしだった
北野天満宮の宝刀展も早いことでもう13回目。
今回は日本の伝統文化・アート・食を融合させたKYOTO NIPPON FESTIVAL(以下KNF)というイベントの中での開催のよう。
KNFの今年のテーマは「京都から発信する古典と現代の対比」。
北野天満宮が所有する日本刀・鬼切丸(別名髭切)は1,000年以上も前に作刀されたと言われる太刀であり、現代ではゲームのキャラクターとしても知られています。日本刀もマンガ・ゲームなどのオタクカルチャーも、日本を代表する文化ですね。そこに鬼切丸が登場するのはファンとして非常に誇らしい気持ちです。
華道の三大流派の一つである池坊(いけのぼう)や、老舗料亭 京都吉兆(きっちょう)とのコラボレーションがあるというスペシャルな響きの一方、ネット上では『ワクワク髭切ランド』なるナンジャソリャな単語が飛び交うなどいろんな意味で期待させられます。
そんな今回の宝刀展、残念ながらオープニングセレモニーには参加できなかったので宝刀展や販売しているグッズ中心に紹介していきますね。
(今回の記事はイベント紹介メインです。宝刀展にフィーチャーした過去記事はコチラ)。
注:この記事で使われている鬼切丸/髭切/兄者という言葉は、すべて北野天満宮所有の太刀 鬼切丸(別名髭切)とそれをモデルにしたゲームのキャラクターのことを指します。

まずはチケットを購入

北野天満宮 鳥居
一の鳥居を通って参道へ。
少し歩くと宝物殿と御朱印販売スペースが見えてきます。
宝物殿入口2
宝物殿は兄者ののぼりが目印。
宝物殿入口
こちらで宝刀展のチケット(800円)を購入。
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チケットと一緒に3種類のカードからランダムで1枚渡されます。私がひいたのは戦闘絵の兄者。他は通常と内番のようです。
チケット売り場のすぐ隣にグッズ売り場があります。
グッズを買うには宝刀展のチケットが必要です。早まらないでまずは宝刀展のチケットを買ってね。

いざ、宝物殿へ。

宝物殿1

宝物殿2
!!
宝物殿3宝物殿4宝物殿5
!!!
宝物殿9宝物殿10
入り口からすでに髭切。あまりにもたくさんで「なんかいっぱいある…!」が素直な感想。
思わずパシャパシャ写真を撮ってしまいます。これはワクワク髭切ランドと呼ばれるのも納得。
御朱印もパワーアップ。写真の二種類の御朱印は今回限定だそうです。
宝物殿6
宝物殿7
いつも髭切が展示してあるケースには、池坊が手がけた髭切をイメージしたお花が飾られていました。
個人的な感想ですが、中央にあしらわれている淡い色のバラはほわほわした優しげな外見。
左側の白い枝つかみ所のなさ、右側の黒いのは容赦のなさと源氏のプライド。
隠しきれない髭切のオーラを表しているような作品だと感じました。
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梅干しまで髭切仕様。
奥に進むとおわします、我らが兄者、髭切。
髭切1
髭切2髭切3
宝物殿での展示は刀剣鑑賞としてはちょっと見づらい部分があります。刀身真ん中は布があって見えません。しかし反りの強さや研がれて細く小さくなった鋒部分、下から覗くように見ると茎側にくっきりと刃文を確認することができます。
10月16日から10月28日の間は京都国立博物館にて展示されるので、その時にその姿をしっかりと拝みたいですね。
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この豪華な拵え、何度見ても好きです。
長船康光
長船康光と
青江恒次
青江恒次。姿が好きな二振り。
髭切以外の展示刀剣はだいたいいつもと同じメンツ。それらについては過去の記事で紹介しているのでこちらもどうぞ。

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どんなグッズがあるのかな?

KNF髭切グッズ1

画像出典:KYOTO NIPPON FESTIVAL KYOTO NIPPON FESTIVAL

KNFとのコラボで数種類のグッズが販売されていますがいくつか注意点があります。

  • グッズを買うには宝刀展のチケットが必要
  • 10月中旬、11月中旬にならないと販売されないグッズがある
  • 購入制限がある

購入制限は現在各アイテム一人5個となっているので、たくさんほしい方や友人のお遣いをされる方は注意。
一番気をつけたいのは現在販売されていないアイテムがあること。
上記画像のピンクでかこってあるグッズ、
KNF 髭切スマホチャームは10月中旬の発売、
京都吉兆×刀剣乱舞-ONLINE- 限定みなくるみ、KNF 池坊×松栄堂 匂い袋 髭切ver.は11月中旬の発売です。
11月中旬に訪れるとすべてのグッズが販売されていることになりますが、売り切れのグッズがある可能性も。確実にグッズを入手したい人は、宝刀展のチケット代がかかるけれど複数回行くのがよさそう。
ちなみにお酒はここではなく宝物殿からちょっと戻って左方向の瓦屋根の建物にて販売してあります。
お酒販売している場所
今回の私の戦利品はコチラ
髭切アクリルスタンド
アクリルスタンドとお酒。お酒は最初から緩衝材に包まれているので持ち運びに便利。
鬼切丸別名髭切御朱印鬼切丸別名髭切御朱印 フェルトと千社札
期間限定の御朱印。これには鬼切丸別名髭切の印のついたフェルトと千社札が付いてきます。
フェルトの色は黒・赤・白・紫から選べます。兄者といったら白かな〜という感じもしますが、特1の紫色の籠手が印象的だったので紫を選びました。
北野天満宮刀剣番付
キャラグッズもいいけど、刀ファンとしてはこういうのも嬉しいですよね。

オープニングセレモニーの様子

オープニングセレモニーに参加された方の素敵なレポートを見つけたのでご紹介。

膝丸は北野天満宮とどういう関係が…?というツッコミはヤボというものでしょうか(笑)
しかし兄弟揃っての作品があるのは嬉しいですね!
吉兆さんとのコラボメニューも美味しそう。
こちらが提供される日数が限定されていて、今後は11月17日・12月1日・12月2日の3日です。
匂い袋をゲットしにまた宝刀展に行く予定なので11月17日に行ってみようかな。
それから言いにくいけど、ちょっと気になったこと。
宝刀展はいつもデジカメ撮影NG。宝物殿の入り口に日本語で注意書きがあります。
行くたびにデジカメで撮影している方を見かけるので英語でお声がけさせていただくと「えっ」と返されるので外国人観光客ではなく日本人のよう。注意書きがちょっと小さいので目に入らなかったのかもしれません。私もウキウキしていると注意書きそっちのけで展示物に目が行ってしまうので気をつけたいです。

さいごに

もう一度鬼切丸(別名髭切)の展示期間をおさらい。

北野天満宮宝刀展での展示期間
2018年10月6日〜10月14日、10月30日〜12月2日
スマホなどの電話機での撮影はOK。デジカメでの撮影はNG。
宝物殿内のものはすべて撮影可能。

京都国立博物館での展示期間
2018年10月16日〜10月28日
写真撮影一切NG

いつもよりも豪華なワクワク髭切ランド宝刀展。
グッズ販売期間、髭切展示期間をよくチェックして楽しんできてくださいね! おわり
北野天満宮 公式ホームページ
http://kitanotenmangu.or.jp/index.php
KYOTO NIPPON FESTIVAL 公式ホームページ
http://www.kyotonippon.com/

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