■日時 2015年5月17日、7月18日
■場所 土方歳三資料館(東京都日野市)
■入館料 500円
■交通費 952円(自宅最寄⇔万願寺/往復)
燭台切光忠の本体が公開されるイベントが水戸の徳川ミュージアムで開催されている中、私は日野市の土方歳三資料館へ。
土方歳三の愛刀・会津十一代和泉守兼定(以下兼さん)は年に数回、土方歳三の命日のあたりに公開されます。
この日は公開最終日で、通常10時オープンのところ9時からでした。
日野市と同じく東京の西側に住んでいるのでまぁすぐ着くでしょ、とノロノロしてたら到着したのは9時半………土方資料館の前には既になが〜〜〜い行列が。お察しの通り殆ど女性です。
30分程並んでようやく入館。
資料館は小ぢんまりとしていて100人は入れなさそう??くらいの広さ。
そこで土方歳三のご子孫である館長さん・土方愛さんが解説をして下さいました。
剣道をやったことがある人はわかると思いますが、刀を握るときは右手を鍔の下、左手は柄の下の方を握ります。
しかし兼さんを見てみると右手で握った部分から隙間を空けずに布がほつれている……!え、そんな握り方じゃ振りかぶりしづらそう!
と思ったのですが、この握り方だと突きをする際に安定するのだとか。
京都の狭い路地で何人もの人が振り被って大立ち回り、というわけにはいかず。
結果がこのほつれに表れているのだという………激アツですな。
【2015年7月18日追記】二度目に訪れた際は、この握り方だとリーチが短くなり小回りが利く、という解説でした。
解説のあとは自由鑑賞。
館内はとうらぶファンのみならず薄桜鬼や純粋に新選組ファンと思われる方々もいて、皆が兼さんの前に群がっているわけではなかったので思ったより鑑賞しやすかったです。
和泉守兼定の他に石田散薬の幟、銃、近藤勇の佩刀・丹波守藤原照門か展示されていました。なんとこちらの丹波守藤原照門は初公開だそうです。詳しくは資料館のブログを参照。
鞘は刀剣乱舞に登場する兼さんの服装と同じ色・柄でした。ゲームの兼さんは華やかでカッコいい印象だけど、こちらの鞘は臙脂色に木目、牡丹と鳳凰の彫物が渋くて素敵な仕様。
刀の後ろには和泉守兼定を写した掛け軸が飾ってありました。
【2019年2月追記】この時は用語を知らなかったので「写した掛け軸」と書いていますが、正しくは「押形」です。)
肝心の刀身なんですけど、、、、私は刀に詳しくないので、、、あまり書けないのです、、、とりあえず太さや反り具合は好みだったなぁ、、と。
【2015年7月18日追記】刀に少し目が慣れてきた今だと、反りが少ないな〜とか鎬地が意外と明るいとか、湧いてくる感想が変わってきたことに驚きを感じました。
土方歳三資料館は一般的な博物館や美術館と違って個人経営なためか、ファンとの距離が近いように感じました。なんか温かい。
ブログやツイッターにもいろいろな情報がアップされているので兼さんに会いたい人はこまめにチェックすると吉ですぞ。
この日は兼さんを見た後に蜻蛉切も見てきたのでそれについてはまた書きます。ではでは。
【以下2015年7月18日の追記】
7/18の特別公開では大々的に告知をしていなかっただけにGW中の展示より人が少なかったです。若い女性よりも年配の方が多かった印象。
この日は午前中に日本刀鑑賞講座がありました。残念ながら私はハズレ。どんな雰囲気だったか気になります。
新選組好きな審神者さんから聞いた話ですが、「ひの新選組祭り」のスタンプラリーの際も和泉守兼定が展示されていて、その時はとてもゆっくり見れたそうです。
大々的に宣伝しない回も含め、年に何度か特別に公開しているようです。兼さんを見てみたい方は公式情報を要チェックですね。
土方歳三資料館
場所:東京都日野市
HP:https://www.hijikata-toshizo.jp/
Twitter:@toshizoofficial
■日時 2015年5月17日■場所 江戸東京博物館(東京都・両国)■企画 徳川家康没後400年記念 大関ヶ原展 (東京・後期)■入館料 1,400円■交通費 420円(新宿⇔両国/往復) 土方歳三資料館を訪れたあとは江[…]