■日時 2015年8月23日
■場所 徳川ミュージアム(茨城県水戸市)
■入館料 1,080円
■交通費 4,218円(新宿→水戸→見川二丁目)
「武庫刀纂(ぶことうさん)を見に行った意味とは……」
記念すべきこのブログの最初の記事である「武庫刀纂を見に行った話」。あれを見に行ったのが無駄とも思えるほどに(失礼)写真がたくさんの燭台切光忠の新規パンフレット……どこかの審神者も言っていたけど光忠、オマエ本当に金のかかる男だなっ!!
そんな今回のプチ遠出。そう、東京から水戸は意外と遠いのですよ…快速で往復すると夜行バスで東京―名古屋間を往復するより高いのです。計算してみたところ、東京と水戸を往復するよりも、御手杵がいる結城を経由して帰ってきた方が安いので、今回は光忠と杵の両方を一日で見てきました!
いざ再びの水戸徳川ミュージアムへ
やぁ数ヶ月ぶりの水戸駅。
アクセスのおさらいになりますが、水戸駅北口(階段を下に降りる)を出たらすぐにバスロータリーがあります。徳川ミュージアムに行くには4番バス乗場から出発ですが、その前に、ロータリー沿いを左に進んで茨城交通案内所に行ってください!
これはバスの1日フリー切符。400円。
徳川ミュージアムまでは片道270円なので、往復するだけで水戸観光をせずとも元がとれます。これをゲットしましょう。
フリー切符を買ったらバス停へ。
こ、こんなの前は貼ってなかった!!
さてさてバスに乗るにあたってちょっと迷うことが。
ここの4番乗場、徳川ミュージアムに行く以外のバスもたくさん停まります。当然遅延したバスも来ます。時間通り?に来たはずのバスの表示が別の行き先になっていて混乱するでしょう。
この日もバスが遅れていて、何人かの審神者さんとバス待ちをしていたんですけど、ついに痺れを切らした一人が別のバスに乗ってしまい数分後に水戸駅に戻ってきたのを見てしまいました。
なのでバス到着時刻はともかく、桜川西団地行きか水戸医療センター行きのバスが来るまで待ちましょう。そしてこのどちらかが来たら乗る!そうすれば間違わないよ!
バスに乗ったら「見川二丁目」で下車。帰りのバス停も降りたとこの向かい側にあるので時刻を調べておくのが吉。
さーーー着いたぞーー!
光忠が見られる嬉しさにワクドキしながらエントランスへ。
なんとなんと…………審神者審神者審神者すごい数の審神者でいっぱい。
武庫刀纂を見に来た時は平日だったせいもあり、ガラーンとしていてほぼ貸し切り状態ウェーイ\(^o^)/ってかんじだったのに…
受付のスタッフさんも二人になってるいし、ギャラリーグッズもなんか華やかになってる!?
そんな違いを感じつつ入館チケットとパンフレット(200円)を購入。
とてもグレードアップしていた
早速中を見てみると
な、なななな!
光忠本体の他に武庫刀纂も載っとるやんけ!刃紋のページも……ワイが苦し紛れに書いたショッッッボイ初記事はなんやったんや……╭(°ㅂ°)╮
ぐぬぅ
それはさておき、展示室。
ここの中身も前回とは若干異なっており、茶道具が増えていたり槍が無くなっていたり。
そしてみなさんお待ちかね、燭台切光忠はこの様に展示されていました。
刀掛けではなく、台の上に寝かせて展示してありました。向かいには関ヶ原の合戦時に家康が佩刀していた太刀 児手柏が。
※この画像の児手柏は児手柏ではなく別の刀の画像を加工してあります。
※画像は飽くまでもイメージね!
焼身の状態で刀のどのような部分が確認できるのかというと、刃紋や地肌以外の反りや鎬筋・横手筋、銘は確認できます。イロを失った、カタチだけというかんじ。
号 燭台切 無銘
太めの樋が茎まで通っており、鎬筋との隙間なし。
元から鋒までの太さあまり変わらず、しかし鋒は児手柏より小さい。
腰反り。全体の反りは浅い。
目貫穴は2つ。
茎尻は若干丸みを帯びている(栗尻?)。
二尺六寸二分(79.39cm)と書いてあるものと二尺六寸二分(66.75cm)と書いてある資料があるけれど現在の姿はおそらく後者が正しいです。
「やっぱり光忠って打刀だったのかな?」
一人の審神者さんが言っていたのが聞こえてドキッとしました。
展示されている光忠、よく見れば打刀の向き……それに、ぱっと見た感じ想像していた「太刀 燭台切光忠」は向かいに展示してある児手柏に比べて明らかに小さい。
しかし調べてみると、今の姿は大磨上後の姿であってもともとは二尺六寸の中反りだったであろうとのこと。
光忠も磨り上げられていたことを知らなかったのでちょっと驚きでした。刀種変更にならないことを祈る✟✟✟
太刀 児手柏(このてがしわ)
鎌倉時代 大和国包永作
中反りで鋒に向かうにつれて細くなる、なんか上品そう。
刃区・棟区は小さい。目貫穴は3つ。茎尻は平ら(切?)。
刀身には兵部大輔藤孝磨上之異名号児手柏天正二年三月十三日と刻まれているらしいんですけど…たしかに銘らしきものは確認できましたが、こんなに長かったかしら??
こちらも光忠同様刃紋は確認できないんですけど、なんか形から見るに直刃ぽい雰囲気。この子、表と裏で刃紋が違うんですって。表は大乱刃、裏は中直刃とな。
融けた金のハバキを纏った二振の黒い刀身。
遠い昔に作られて、戦国時代を名将と共に駆け抜け、昭和の戦況にて鉄屑に戻されず、そして現代
ゲームをきっかけにして我々が出会うこととなる、目の前に置かれたその姿。
よく今まで残っていてくれたなぁ。
奥歯を噛む思いで見るのでありました。
展示品を十分に鑑賞したので再度エントランスへ。
前回来た時に買ったきな粉飴は売り切れでした…美味しかったからまた買おうと思ったんだけどな(;▽;)
光忠のパンフレットはチケット購入時にも買えますが、売店でも購入可能(カウンター自体は一緒)。そっちの方が袋をもらえていいかも。私はチケット購入時に一緒に買ったんですけど袋を戴けなかったので…美術館や博物館に小さいカバンで来たことがミスでしたな/(^o^)\
パンフレットといえば、裏には来館記念スタンプを押すスペースがあります。
スタンプは出入口付近にあるので押して帰るのを忘れずに♪
そんな感じで、一度目と比べて刀の知識をつけて行った二度目の徳川ミュージアム、楽しかったです!
光忠を見た後は御手杵を見るべくすぐに水戸を発ちました。
後で知ったんですけど、弘道館という本丸気分を味わえる審神者にオススメなスポットがあるらしいじゃないですか…!
遠方からいらっしゃる審神者さんは御手杵→光忠→弘道館と巡るのもよさそうですね。
「#とうらぶ男子」様というブログでは水戸駅から徳川ミュージアムへの行き方や弘道館のことも載っているので参考にされたし。チケットレスってやつ知らなかった…!
おや、鯰尾の記事も載っているじゃないですか。9月に見に行くから参考にさせて頂こうっと〆(・ω・。)メモメモ
最後になりますが…パンフレットに載っている光忠の刃紋、きっと自分以外にもやってる人がいる筈。繋げてみたらこうなりました。クリック閲覧推奨
在りし日の燭台切光忠(であろう姿)。
派手だね〜〜!
そんなカッコよくキメたい刀の展示は嬉しいことに9月2日まで→9月23日に延長されました!
この日は厚藤四郎展示の最終日であり石切劔箭神社での石切丸特別公開の最終日でもあります。
遠征予定は計画的に!
以上、燭台切光忠を見に行った話でした。
次は御手杵の記事の予定〜〜
■日時 2015年11月1日■場所 羽田空港ディスカバリーミュージアム(東京都)■入館料 0円■交通費 1,354円(新宿⇔羽田空港第二ビル) 燭台切関係のお出かけは今回で3回目になります。。。まず始めは武庫刀纂の公[…]