
こちらの記事は書きかけていたものを長いこと寝かせていたものになります!鮮度はありませんが、記録だけでも残しておきたいので公開します。
目次
展覧会概要
展覧会名:三井家伝世の至宝
会期:2015年11月14日~2016年1月23日
会場:三井記念美術館
備考:写真撮影禁止
訪問日:2016年1月23日
感想
敦煌写経
妙法蓮華経唐時代上元3年676年パリッとした最上の麻紙…シミなく美しい楷書の文字読みやすい
薙刀 銘一 鎌倉時代・13世紀 重要文化財
幅元は小乱れ、丁字刃、鋒に向かうにつれてぐのめ。薙刀樋に添え樋。刃縁はぼんやりしている。
刀 銘国広 号加藤国広 桃山時代17・世紀 重要文化財
幅元から鋒までしっかりした広さ、猪首?中鋒、茎尻切だけど目釘孔から見て磨り上げではなさそう、銘しっかり見える全体的にのたれ、ぐのめ混じり、匂口は割と締まってるけど少しだけモヤっとしているが、刃文と地鉄のコントラストがはっきりしていて美しい。沈んだ黒。刀身真ん中、棟の部分に一箇所飛んだ焼きが入っている。穏やかな印象。加藤清正の佩刀
太刀 銘助真 鎌倉時代・13世紀 重要文化財
大きく中反り、鋒がやや小さい、刃文は刀身中頃から始まり、幅元あたりは直刃っぽいけどやや小乱れ、刃縁はボヤッとしている。刀身真ん中は足のついた小丁子、鋒に向かうにつれて足はなくなり小互の目。福岡一文字だと思わせる華やかさあり。地鉄は荒めの柾目?松皮肌とは呼ばないが、そのようにみえる。隣の国広が穏やかなのに対してすごく荒々しく見える。野性的。
太刀 銘則宗 平安〜鎌倉時代・12〜13世紀 重要文化財
浅めの腰反り、刀身は細身。幅元はのたれ、うすーく小乱れ、物打ちあたりから鋒まで直刃、肌は荒い。
短刀 無銘貞宗 名物徳善院貞宗 鎌倉時代・14世紀 国宝
短い茎、茎尻は剣形。幅広。彫物は上から不動明王の梵字、素剣、爪。裏面は金剛夜叉明王の梵字、護摩箸、爪。互の目交じりののたれ刃。若干飛び焼き?映りかな?
短刀 無銘正宗 名物日向正宗 鎌倉時代・14世紀 国宝
隣の貞宗が幅広なので、比較して細身に見える。厚くんくらいの幅?茎尻剣形、厚みはあまり無い。地鉄はよく詰んた梨地。ぐのめ混じり、映りの幅やや広い。