■日時  2016年5月20日
■場所  石川県立美術館
■入館料 290円

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■旅行日程 2016年5月20日〜5月21日
■東京―石川交通費 8,900円
■宿泊地・宿泊費 加賀温泉郷 めい想倶楽部富士屋旅館 一泊朝食付き ????円


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行ってきたのは展示開始すぐだというのに更新が遅くなりました(><;)
2度目の金沢遠征は前田藤四郎です。




今回の目的地、石川県立美術館は金沢駅からバスで15分程度。
金沢県立美術館 バス停
広坂・21世紀美術館というバス停からだと上り坂が待っているので、出羽町で下車。

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到着。一番乗り!
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今回は常設展のみなので290円。お安い!


第1展示室から順に鑑賞。


雌雄一対の雉の香炉。雄が国宝、雌が重文指定されています。

第2展示室はとっても雅な空間。
九谷の大皿・鉢がたくさん!それから虎を描いた6枚の大きな屏風!
屏風の虎が生き生きしていてカッコ良かったです。ほしい。
九谷のお皿はさ、中島鑑定士の解説を聞きながら鑑賞したいよね(笑)


さてお待ちかねの前田くんは第三展示室。


この写真大変ありがたい…!
撮影禁止の展示の時は苦し紛れに展示室の図を描いてブログに掲載していたのですが、公式さんからこのように発信していただけると手間が省ける行ったことの無い人にも伝わりやすいですね!

さて本体は手書きのメモにて失礼。
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短刀 銘吉光 名物 前田藤四郎
鎌倉時代13世紀 重要文化財
長さ:24.5cm(八寸一分)

浅く乱れた中直刃。ツルっとした梨地にはところどころ杢目が混じります。
そして刃の透明感!
全体的に白乳色がやや青みがかったような色に見えました。特にハバキ付近なんかは一層それが強く見惚れます。
しかし反射がかなり強かったです。また展示角度もだいぶ寝ており、ヒールを履いて167cmの私が背伸びをして、ようやくチラッと光が反射していない刃の部分が見える感じ。正面から見えていた色は本来よりも薄かったです。
それからガラスからの距離。これもやや離れていました。
これらの要素と私が沸を見つけるのが苦手なのが相俟ってか、キャプションにある「地沸厚くつき」というのがよくわかりませんでした…帽子の沸はよく見えたんだけどね。残念;_;
みなさんのレポを見ると地沸がびっしりよく見えた〜!と書いていらっしゃった方もいたので…どうやって見たんだろう?やっぱり私が認識できていなかっただけかしら…悔しい

いやぁでもとりあえず、ハバキ付近。ハバキ付近がとにかく美しかったんだ…!それでOKにしとこ(笑)

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この鞘には鞘書というものがついていました。
延寳八年十二月代百枚上ル
吉光 長八寸壹歩
代金貳百五捨枚折紙
前田三左衛門上

延宝8年(1680)12月、前田三左衛門により代百枚(代二百五十枚の折紙付き)で献上された、ということらしいです。百枚?二百五十枚?どういうこっちゃ??

はぁ…前田くん、本当はどんな色だったんだろう。それだけがちょっと心残りかな。



石川県立美術館のあとは金沢神社へ。
美術館のすぐ向かいが金沢神社です。
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金沢神社も一年ぶり。この一年安全に旅ができて、再度訪れることができたことに感謝。


次は成巽閣へ。
中は撮影禁止ですが、HPにて見所がチェックできます。
成巽閣は前田藩主・前田齊泰が奥方の為に建てられた邸宅。謁見の間の豪華な欄間やギヤマンが嵌められた障子など、贅が尽くされています。
中でも群青の間というお部屋がすごい!なんと鮮やかな青!これはラピスラズリという宝石から作られた顔料が塗られていて、当時は大変貴重だったとか。
すぐ隣の床の間がある小部屋は紫色の壁になっています。青に紫、大胆な色使い…
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お庭は撮影OK。「つくしの縁」というこの縁側には柱がありません。約20m。大変開放感がありました。

成巽閣を後にし、坂道を下ります。
ここからはまちのりを活用。
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まちのりは金沢の町中で乗れるレンタサイクルです。1日200円、ただし借りっぱなしではなく30分以内に一旦ポートに返却しなければ追加料金が発生するというちょっと特殊なルール。時間制限があるため地図を読むのが苦手な人にはちょっと使いづらいかも。
町中のあちこち、主に観光スポットにポートがあるため、使いこなせばサクサク移動できます。

21世紀美術館横のポートからレンタル。
去年は主計町(かずえまち)茶屋街・ひがし茶屋街を観光したので今回はにし茶屋街へ来てみました。
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全長100mくらいなのかな?賑やかなひがし茶屋街と比べて大分こぢんまりとしています。
こちらのサイトさんがいいカンジに紹介しているのでどうぞ。

お昼は桜桃(ゆすら)さんにて。
金沢のB級グルメ、ハントンライス
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んまい!いや、とうらぶ的にはうまんい!と書くべき?(笑)
味については他にも書きたいことがあるので後ほど。

金沢が初めての人はひがし茶屋街の方がお店もたくさんあって楽しめると思いますが、静かな西茶屋街もなかなか良かったです。2回目は是非こちらへ。


次は妙立寺;通称「忍者寺」へ。
にし茶屋街から忍者寺はすぐ
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忍者寺も撮影禁止。いや〜惜しい。本当におもしろいお寺でした!
横に広いお寺はたくさんありますよね。こちらは縦に広い。4階建て7層です。ただし当時は3階建て以上の建物は禁止されていたため外観は2階建てとのこと。確かに、外から見たときは何階もあるようには見えなかったな〜!
お寺から金沢城まで繋がっていると言われている井戸や落とし穴、隠し階段に隠し部屋等、敵対策の仕掛けが盛りだくさん!
しかしやはりここは殿様の訪れるお寺。こっそりお参りできる隠された特別な部屋や、上層階にあるお茶室に施された富士山の意匠はさすがと言える仕様でした。
子供のみならず大人も絶対楽しめる忍者寺、オススメです。

前回はひがし茶屋街の他には兼六園、長町武家屋敷跡、足軽資料館、尾山神社にも行きましたが、今回はにし茶屋街と忍者寺だけ。そう、実はまだ金沢城公園や近江町市場には行っていません。
でもこれは次に金沢に来たときのために取っておいてるの。
金沢はよいですね。気品を感じます。刀剣展示以外でも普通に旅行したい街。好き!



さてここからはただの旅行雑記。
今回は2度目の石川県ということもあり、金沢以外の地にも行ってみようと思いました。
温泉好きな私が選んだのは加賀温泉郷
普段は2,000〜3,000円の宿だけど奮発しちゃったwちゃんとした旅館に泊まったのよ!
温泉めい想倶楽部 富士屋
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温泉宿なので勿論温泉も満喫。時間交代制の5つの湯を全て堪能しました!
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朝ご飯。美味しそうでしょ?言わずもがな♡


次の日はちょっと足をのばして曹洞宗の総本山・永平寺へ。
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絵天井
絵天井がすごい
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「一つ積んでは父のため、二つ積んでは母のため…」
石があると日本人は詰みたくなるのかな?

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だんごとごまアイスソフト。食べてばっかりかな?


温泉街に戻ってきて散策。
魯山人寓居跡 いろは草庵
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自転車であちこち散策したんですけど、ちょっと寂れた建物が意外と多かったです。
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これね、もともと旅館の従業員が使っていた寮なんですって。いまは廃墟。
こういう廃墟や長屋アパートというんですかね?瓦屋根に紛れるトタン屋根のオンボロ家屋は目立つんですよ。(同じ雪国でも北海道や北東北はトタン屋根が主流。石川は瓦屋根が主流っぽい。なぜかしら)
でもこういうの嫌いじゃない。独自の雰囲気でちょっとワクワクしました。

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はづちを楽堂にて。
温玉ぷりんと加賀棒茶
旅館でも魯山人寓居跡でも加賀棒茶が出されましたが、やはり普通のお茶よりこちらがスタンダードなんですかね?好き!
温玉ぷりんも濃厚であぁ〜〜〜思い出したら食べたくなってきた〜〜〜〜


旅の最後はお約束の銭湯。
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↑古総湯と総湯↓
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温泉卵も忘れずに。1コ70円くらだったかな。んまーー!!
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夕飯は笹舟寿司
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この青い着色料はなんだろうw
押し寿司は地元にもあるのでやはり味を比べてしまいます…が、おいしい。

今回はいつもよりたくさん食べ物の写真を上げているでしょう?
ご飯がおいしいんですよ!!!!
遠征で各地のお料理を頂いて来ましたが、今のところ石川が一番自分の舌にあっていると思いました。
薄すぎず濃すぎず、ふんわり優しいのにちゃんと味がする。
実のところ、普段は外食屋にあまり興味がないのですが、石川ではもっといろいろなお店でご飯を食べたいと思うくらい胃袋を掴まれましたな。

いやぁ〜石川旅行、美味な旅。花より団子ならぬ刀より飯?
そう言っても過言ではな……ブログの趣旨的にアウトかw 刀も飯も両方満喫できました!



早いもので、遠征を初めてから一年が経過していました。
旅行の帰りに一年を振り返り、またこれを書きながら思い出し。
「鉄もブームも熱いうちに」ということで、乗っかってみるのが面白かろうと始めた刀剣鑑賞という行為は自分で予想もしないくらい続き、またそんなつもりは無かったのに刀のことをいろいろ知りました。(飽くまで当初と比べて、ね。まだ全然知らない。)


見方がわかってくるとどんどん見えてくる、は刀だけではなくどんなことにも共通すること。
実は入り口が閉ざされているわけではなかった刀剣の世界。
もっとたくさんの人に、刀が「見える」存在になってくれたらいいな、と
このブームの更なる効果に期待しつつ、前田藤四郎を見に行った話を終わります。